すべての鉄鬼の力を得て、いざ最終決戦!
な、わけですが……
ラスボスだと思っていた夏姫は
信を鉄鬼の中に送り込み
その信を倒すことで鉄鬼を滅ぼそうとしていた
つまり結局人類のために鉄鬼を倒そうとしてたっていうね
夏姫がまだやらないと……って思ってたのは
生き残って世界を作り替えることじゃなくて
『自分が死ねば、この先、人の世界に未来はないかもしれない』
『次に自分のような”人でなし”が生まれるには、次の千年が必要かもしれない』
『その”人でなし”が、それでも人を愛してしまうような、馬鹿で愚かな存在である可能性は、ありえるのだろうか?』
『千年の時を千度繰り返したとしても、その2つの偶然が重なることは、もうないのかもしれない』
『そんな時の彼方を待つことなく、カントが滅んでしまうかもしれない』
『カントの人達がいなくなってしまうかもしれない』
『いや……そんな未来のことは、どうでもいい』
『ただ……ただただ……私は願ってしまうのだ』
『私の愛する人たちに、鉄鬼がいない、自由に生きられる世界を生きて欲しい……』
『どうか……どうか……』
『私の愛するあなたたちには、私が願った世界を生きて欲しい』
『だから、まだ、死ねない』
カントの人達からはあまりいい評価って感じじゃなかったし
その上更に妹というか娘のような存在の春姫にも死ぬ前に黒神を倒せと願われ
それでも、夏姫がカントの民を愛していた
とか
切なすぎませんかね……
今度こそ夏姫は鉄鬼を滅ぼすために
信を倒しに来るわけですが……
すべての鉄鬼の力を手に入れた信は、前回とは逆に夏姫を圧倒することに
最後は言霊使い二人、同じセリフとともに
決着をつけることになるっていうね
圧倒的過ぎるラスボスだった夏姫が
あまりにもあっさり倒されることになるっていうね
もはや信からしたら夏姫を倒す必要があるのか……って感じだけど
他に道もなく
結局は夏姫が選んだ道を進むしかないっていうね
勝利したのは信だけど
信は夏姫に勝つために、鉄鬼のすべての権限を手に入れた
だからその戦いの結末は
鉄鬼たちを人間に勝たせることで
鉄鬼たちを眠りにつかせることになるっていうね
間に入ったムービーで入ってた台詞は
ここのことだったんですね……
鉄鬼たちが機能停止するということは
鉄鬼である信も機能停止するという事
結局信はカントに変えることなく、ここで倒れることになるっていうね
ただ、最後にちょっとだけ
夏姫と雑談をしよう
雑談の内容は
信がタイトルを決めないまま終わってしまっていた
あの物語のタイトルを何にしようか、と
ここまで来たらもう、オチはわかるよね
ってことで
信が書いていた物語のタイトルが
ゲームのタイトルであるクナド国記だった
ちなみにクナドは神様の名前なわけですが
最近プレイしてた作品にも同じ名前のキャラが出てきたっていうね
物凄くタイムリーだったよ
いよいよ終わりというとき
最後に信に謝る夏姫なわけですが
信は逆に、生んでくれたことに対して感謝して
それだけ聞いて、笑って消えている夏姫
信ももう機能停止寸前というところなわけですが
最後に鉄鬼の力でYOUを取り戻し
最後にメッセージを録音することに
鉄鬼の共振源に至った話をした後
最後はもちろん
春姫に向けてのメッセージを録音して
終わることになるのでした
そんなわけでクナド国記はなかなかに切ない終わり方をするのでした……
……と、思ってたんですが
なんか夏姫が変えてきたんですけどぉ?!
なんかもう完全に死ぬ気満々だったけど
近くにあった信の体を使ってまた生き返っちゃった
とか言っちゃうことに
えぇ……
しかも折角帰ってきたのに春姫には滅茶苦茶言われることになって
世界を壊す言霊をうけて
春姫に殺されることに……
なるのかと思いきや
夏姫を殺すのは俺の役目だ
ってことで、冬人さん
夏姫が死を欲しがってたんだから、俺がそれを与えてやんよ
って言っちゃうわけですが……
鉄鬼の力を総動員しなかったらキズ一つ付けられなかった夏姫をどうやって殺すと……
世界すら見逃す近く知覚不能の攻撃なら
夏姫にも通る!
とかとんでもないこと言っちゃうことに
しかもホントに誰も知覚できない一撃で夏姫を切り伏せるっていうね
冬人強すぎワロタ
信や葵と茜を相手にしてる時ですら手加減してたとかヤバすぎる
で夏姫が死んだ後は信が復活
春姫と一緒に幸せに暮らしました、めでたしめでたし
という終わりに
そんなわけで、切ない感じじゃなくて、ちゃんとハッピーエンドで終り!
鉄鬼の共振源に至ったおかげで
世界にはまだ79か所も人間が残っている場所ある!
っていう、茜と葵のルートであった、他の人類の存在も確認して
これから新しい旅に出よう!
という感じでおしまい
正直最後の夏姫は蛇足な気がしましたが……
とりあえずハッピーエンドで終って満足です
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